コラム
2025.01.24
トイレリフォームを考える際、見逃せないのが床材選びです。トイレは毎日使う空間であり、汚れや湿気の影響を受けやすいため、適切な床材を選ぶことが重要です。耐久性や掃除のしやすさはもちろん、デザイン性やコストパフォーマンスも見逃せません。
本記事では、トイレリフォームで人気の床材とその特徴、施工費用の相場、さらに選び方のポイントを詳しく解説します。素材ごとのメリット・デメリットを比較し、理想のトイレ空間を実現するための参考にしてください。また、実際のリフォーム事例もご紹介するので、具体的なイメージを持つ手助けになります。
快適でおしゃれなトイレ空間を手に入れるために、まずは床材選びの基本から始めましょう。
目次
トイレ床のリフォームには、快適性の向上と見た目の改善という大きなメリットがあります。
まず、トイレは家族全員が日常的に使用する空間です。そのため、床材を耐久性の高い素材に変えることで、長期間にわたって清潔感を保つことができます。また、防水性のある床材を選ぶことで、水はねや湿気による劣化を防止する効果も期待できます。
さらに、デザイン性の高い床材に張り替えると、トイレ全体の印象が大きく変わります。たとえば、木目調の床材を使用すれば、温かみのあるナチュラルな雰囲気が演出できますし、大理石調のタイルを選べば高級感あふれる空間に仕上がります。
最後に、掃除のしやすさも重要なポイントです。汚れがつきにくい加工が施された床材を選べば、日々の手入れが簡単になり、トイレを常に清潔に保つことができます。
トイレ床リフォームの作業工程は、以下の通りです。
リフォーム費用は、選ぶ床材やトイレの広さによって異なりますが、一般的なクッションフロアであれば約3万円~4万円、フロアタイルの場合は約4万円~5万円が目安です。無垢フローリングやタイルは高価になりやすく、10万円以上かかる場合もあります。
工事をスムーズに進めるためには、事前に施工業者との十分な打ち合わせを行い、予算や希望を明確に伝えることが重要です。
クッションフロアは、トイレリフォームで最も人気のある床材の一つです。その理由は、低コストとデザインの多様性にあります。
この素材は塩化ビニールでできており、水に強く、表面が滑らかで掃除がしやすいのが特徴です。また、木目調や石目調など、リアルな質感を再現したデザインも多く揃っています。たとえば、ナチュラルな木目柄を選ぶと、トイレ全体が明るく温かい雰囲気になります。
さらに、価格が手頃なため、賃貸住宅や短期的なリフォームにも適しています。張り替えも簡単で、将来的に別のデザインに変更しやすい点もメリットです。
フロアタイルは、耐久性に優れた床材です。塩化ビニールをタイル状に加工したもので、水や汚れに強く、部分的な交換も容易です。
その一方で、クッションフロアに比べて表面が硬いため、足元に少し冷たさを感じることがあります。また、施工費用はクッションフロアよりやや高めで、約4万円~5万円が相場となります。
デザインは非常に豊富で、大理石調やコンクリート調のものが人気です。これらを採用することで、スタイリッシュで洗練されたトイレ空間を作ることができます。
無垢フローリングは、木材そのものの温もりを感じられる贅沢な選択肢です。他の床材と比べて自然素材ならではの質感が特徴で、ナチュラルなインテリアに最適です。
しかし、水に弱いため、トイレで使用する際は注意が必要です。表面に撥水加工が施された製品を選ぶか、防水コーティングを追加することをおすすめします。
費用面では、素材や施工方法によりますが、約10万円~14万円と高額になります。その分、トイレ全体に高級感を与え、他の部屋との統一感を出しやすいというメリットがあります。
トイレの床材を選ぶ際、柄やパターンは空間の印象を大きく左右します。たとえば、明るい色調の床材や横方向に広がる模様を選ぶと、トイレが実際よりも広く感じられる効果があります。
また、ストライプ柄やヘリンボーンなどの視線を誘導するデザインは、空間に動きを与えると同時に、おしゃれな印象を作り出します。壁紙やトイレ本体とのバランスも考慮し、全体の調和を重視しましょう。
床材の選択では、掃除のしやすさも重要なポイントです。特に、凹凸の少ない素材や汚れがつきにくい加工が施された床材を選ぶと、日常の清掃が大幅に楽になります。
また、耐久性の高い素材を選ぶことで、汚れや傷みを防ぎ、床材の寿命を延ばすことができます。例えば、耐水性が高いクッションフロアやフロアタイルは、水回りに最適な選択肢です。
ストーン柄の床材は、シンプルで洗練された印象を与えます。特に、グレーやベージュなどの落ち着いた色合いは、モダンなインテリアにぴったりです。
このタイプの床材は、大理石調やコンクリート調のデザインが多く、スタイリッシュなトイレ空間を作りたい方におすすめです。さらに、耐久性が高いため、汚れや傷にも強いのが魅力です。
木目調の床材は、温かみと安らぎを感じさせるデザインが特徴です。ナチュラルなインテリアや北欧風のデザインに調和しやすく、家庭的な雰囲気を演出します。
特に、ライトブラウンやホワイトオークの木目調は、空間を明るく広々と見せる効果もあります。トイレの床だけでなく、廊下やリビングと統一感を持たせることで、家全体のデザイン性を向上させることができます。
タイル調の床材は、高級感を演出するのに最適です。光沢感のある素材やモノトーンの配色を選ぶことで、トイレをモダンで洗練された空間に仕上げられます。
さらに、耐水性や耐汚性に優れているため、掃除がしやすいという実用的な利点もあります。高級ホテルのような雰囲気を目指す場合には、タイル調の床材が最適です。
トイレリフォームで重要なポイントの一つは、床材の下地です。下地が劣化していると、新しい床材を施工しても剥がれや歪みが発生する可能性があります。
施工前には必ず下地の状態を確認し、必要であれば補修を行うことが重要です。特に、湿気が原因で腐食している場合には、防水シートや防湿材を追加することで耐久性を高めることができます。
トイレは湿気や水気が多い場所のため、耐水性に優れた床材を選ぶことが大切です。クッションフロアやフロアタイルは耐水性が高く、トイレに最適な選択肢と言えます。
また、耐久性の高い素材を選ぶことで、頻繁な張り替えを避け、コストを抑えることができます。初期費用が高くても、長期的に見ればコストパフォーマンスが向上します。
トイレの床材を選ぶ際には、壁紙との相性を考えることが重要です。たとえば、ナチュラルな木目調の床材には、淡い色合いの壁紙がよく合います。
壁紙と床材のデザインを統一することで、トイレ全体の雰囲気が整い、より快適な空間を作り出すことができます。また、壁紙に防臭や防湿機能があるものを選ぶと、さらに実用的です。
トイレの床材を選ぶ際には、空間全体の明るさや色調を考慮することが大切です。明るい色の床材は、狭いトイレでも広々とした印象を与えます。
一方で、濃い色の床材は高級感を演出できますが、暗い印象にならないように壁紙や照明でバランスを取る工夫が必要です。
ヘリンボーン柄のクッションフロアを採用したトイレリフォーム事例は、動きのあるデザインが特徴的です。床材には水に強い塩化ビニール素材が使用され、デザイン性と実用性を兼ね備えています。
このリフォームでは、壁紙に淡いグレーを採用し、床材のヘリンボーンパターンが際立つように工夫されています。結果として、トイレ空間がスタイリッシュで温かみのある雰囲気になりました。
【施工ポイント】
こちらの事例では、ホワイトを基調としたトイレデザインが実現されました。床材には大理石調のフロアタイルを使用し、壁紙や便器の色と統一感を持たせることで、清潔感と明るさを演出しています。
このリフォームは、小型のトイレ空間でも広く見える工夫が施されており、明るい光沢感のある床材が空間全体を引き立てています。
【施工ポイント】
ナチュラルテイストを追求したこちらの事例では、木目調の床材を採用し、木材ならではの温かみが感じられるトイレ空間を作り上げました。ライトブラウンの木目模様は、空間を広く見せる効果もあります。
さらに、壁紙にはシンプルな白色を選び、床材とのコントラストを抑えることで、統一感を演出しています。このデザインは、自然派インテリアが好みの方におすすめです。
【施工ポイント】
トイレリフォームの床材選びは、デザイン性と機能性を兼ね備えた選択が大切です。クッションフロアやフロアタイル、無垢フローリングなど、素材ごとの特徴を理解し、自分のニーズに合った床材を選びましょう。
さらに、施工の流れや費用相場を把握し、理想のトイレ空間を実現するための計画を立てることが重要です。この記事で紹介した情報が、快適でおしゃれなトイレ空間を作る手助けになれば幸いです。
この記事を書いた人
原崎 光基
2級施工管理技士。学生時代から愛知県で育ち、8年間の現場監督経験を積み、これまで600件以上の実績があります。現場では、実際の状況を見て的確な判断を下すよう心がけています。お客様の不安や疑問に真摯に向き合い、数々の経験を生かしたご提案をしています。他社とは異なるその場でお答えする提案でお客様の期待に応え、好評をいただいています。
2級施工管理技士。学生時代から愛知県で育ち、8年間の現場監督経験を積み、これまで600件以上の実績があります。現場では、実際の状況を見て的確な判断を下すよう心がけています。お客様の不安や疑問に真摯に向き合い、数々の経験を生かしたご提案をしています。他社とは異なるその場でお答えする提案でお客様の期待に応え、好評をいただいています。
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